購入してから2ヶ月が経過したミニ盆栽「石木花」。購入直後は緑色だった山苔が、茶色に変色してきた。まさか、もしかして枯れてきた?
山苔
この石木花の土台の苔は、山苔と呼ばれる苔。山苔にはアラハシラガゴケ、ホソバオキナゴケの苔があるが、葉先が揃っているのでホソバオキナゴケだろう。
変色はしているけど、けっして枯れてるわけではないようだ。
モンステラ改めクワズイモも、金華ツゲもおかしな事になったので、まさかミニ盆栽までもがこうなるとは思いもよらず。ちょっとヘコミ気味ですw
変色の原因は
環境が変化すると苔は変色するようです。常に一定に温度湿度が保たれた店内空間から、我が家の日当りの良い風のあたる窓辺や温度の変化が変色の原因だと思われます。
色々と調べてみると、この変色のしかたは、水のやり過ぎで葉が蒸れた状態に似ています。ホソバオキナゴケは水やりを控えたほうが良い植物らしい。1日おきにブクブク泡が出なくなるまで水に浸す水やりは、回数が多いのかもしれない。
ホソバオキナゴケは半日陰で湿度の高い場所を好む苔。日中は窓辺からちょっと奥まった場所へ移動させ、水やりも週2回に控えて様子をみることにします。
だけど水切れをおこして、もみじの葉が落ちるのも怖い。もみじの状態を見ながら慎重に水やりをしたいと思います。
また夏場など暑い日の水やりは、たまった水が蒸れると変色の原因となります。水やりは朝におこない、日曜日など家にいるときは、外の天気をみて風通しのよいベランへ出すことにしました。
環境があえば復活する
苔は性質のあわない環境だと、変色したりと結構むずかしい面もある植物。しかし日当りや湿度など環境があえば緑色に復活します。
年をとってくると、この頑固さが自分と投影されて苔玉や盆栽に惹かれていくのでしょうかね。
緑の復活めざして!
2015-07-12 追記
大阪 平野区にある盆栽、苔玉を扱っているniwa qさんに行ってきました。実際に石木花の写真を見てもらい、育て方を教えて頂きました。
この石木花は、小さい鉢で苔ともみじと育つ環境が違う2つの樹がひとつに同居しています。なので結構、育て方が難しいそうです。
水をやり過ぎると苔が変色を起こすし、かといって水を切らすともみじが枯れてしまいます。
あちらを立てればこちらが立たず、という状態ですね。
なので、もみじを枯らさないように水やりをおこない、苔がダメになった場合は、苔を張り替えるほうが良いのでは、とアドバイスを頂きました。
もみじの葉は枯れて落葉しても、また生えてくるそうです。逆に、枯れ始めてきた葉を落としてやることで、また葉を生やすぞ!と木の力が強くなるそうです。
水やりは、やり過ぎはダメ。カラカラに乾いてきたなという時に、たっぷり水をあげましょう。水やりは、メリハリが命。
盆栽でも苔鉢でも、半日陰で風通りの良い場所に置きましょう。クーラーのかかった室内より、光のあたる風通しの良い、ベランダの方が良いみたい。しかし外でも、モワッと空気が流れずに蒸れる場所はNG。風通しの良い場所に置きましょう。
また夏のキツイ日差しもNG。夏の日中に直射日光が当たるようであれば、すだれなどで日差しを遮ってあげましょう。
これから石木花はベランダに置いて、水やりも夏場は1日1回あげるようにし水を切らさないようにします。
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