産業用ロボットの生産台数で世界一を誇るメーカー安川電機。創立100周年を記念したプロジェクト「YASKAWA BUSHIDO PROJECT」。
産業用ロボットの限界に挑戦した動画が全世界で話題沸騰中。
YASKAWA BUSHIDO PROJECTとは
『YASKAWA BUSHIDO PROJECT』は、創立100周年という節目に、安川電機に連綿と受け継がれる”ものづくりスピリット”を世界に向けて発信するべく、「6mmBB弾居合斬り」を始め数多くの世界記録を保持する町井氏の神業とも言える剣技を、”俊敏性”・”正確性”・”しなやかさ”を高次元に融合させるという産業用ロボットの性能限界に挑みながら、「MOTOMAN-MH24」で忠実に再現するプロジェクトです。
〜 安川電機に受継がれる” ものづくりスピリット”を世界に向けて発信 〜安川電機・創立100周年記念『YASKAWA BUSHIDO PROJECT』 | PR TIMES
神業を体得したロボット
プロジェクトの狙い通り、居合術の基本形を披露し千本切りにも挑戦。さらには、さやえんどう豆を一刀両断にするなど凄腕を披露。
将棋の電王戦に登場したデンソーの電王手くんも礼儀正しかったですが、こちらの武士ロボットの所作、立ち振舞も美しいです。
YASKAWA BUSHIDO PROJECT / industrial robot vs sword master
ターミネーターにも登場した産業ロボット
プロジェクト動画内で、凄腕を披露した武士ロボット「MOTOMAN-MH24」。このロボットの先代のMOTOMANは、映画「ターミネーター」のラスト、工場でのシーンにも登場しています。
居合術家 町井勲
居合術家の町井勲氏。これまでにも「居合千本斬り36分4秒」「据斬八太刀」「三分間速斬り252太刀」「最速テニスボール居合斬り」「6ミリBB弾居合斬り」など5つのギネス記録を持っている。
海外での評判も高く、sword masterの異名を持つ。
BB弾居合い斬りの動画は、全世界で600万回以上再生されています。
Real Samurai Sword Technique – Cutting BB Gun pellet by Isao Machii – Japanese Katana Kenjutsu
中国メディアも羨むテクノロジー
さらにこの動画が話題になった原因が、中国メディアが驚きをもって紹介したから。
ヤフーニュースで記事になっていたので見た人も多いのでは。
中国のテクノロジー系メディア・駆動之家は6日、日本が驚くべき精度を持つ「武士ロボット」を開発したとする記事を掲載した。
このロボットについて記事は「日本の著名な剣客の動作を捉え、複雑な角度での切り込みを実現。スピードと精度がパーフェクトに制御されている」と評した。
この記事に対して、中国のネットユーザーからは「ウソだろ、特撮だろ」、「ロボットの精度にとても驚いた」、「人とロボットが共存する時代、やはり日本の力を頼りにしなければいけないかも」、「彼らの技術はわれわれのはるか先を行っている……」といったコメントが寄せられた。
日本が「武士ロボット」を開発 中国メディアが紹介・・・刀一振りの精密性に「ウソだろ、特撮だろ」、「はるか先を行く技術だ」の声も | ヤフーニュース
確かにロボットの精度も凄いですが、動きや佇まいに日本の心を感じられる点が凄い。この動画を見る限り、日本のモノづくりは、まだまだ世界をリードできますね。