プラモデルの仕上げをおおきく左右する塗装。
でも塗装って、用意や片付けなどなかなか大変。
そこで、タミヤ4号線車プラモデルを、ガンプラのように成型色のまま塗装せずにウエザリングのみで仕上げてみる。
タミヤを信じて無塗装で仕上げる!
今回、参考にしたのは、こちらのサイト
タミヤを信じて、塗らずに完成!/戦車模型の楽しいところを凝縮した「成型色仕上げ」の話 nipper https://nippper.com/2020/06/3914/
ウエザリングに使うのはGSIクレオス ウエザリングペーストとタミヤのウェザリングマスター。
わたしもタミヤを信じてレッツ無塗装フィニッシュ!
何はなくともまずは組み立てから

今回作るのは、タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.374 ドイツ IV号戦車 F型 。
キングタイガー、タイガーに比べて車体が小さい分、非常に小さいパーツも多く、組み立てにちょっと大変な部分も。
でもこのメカニカルな車体が、だんだんと形になっていく感じは、本当に工場で組み立ててるみたいで、めちゃくちゃ楽しい。
ウエザリングはボックスアートを参考に仕上げていく

今回の無塗装ウエザリング仕上げは、このボックスアートを参考にします。
足廻りの泥汚れはGSIクレオスウエザリングペーストで再現

まずはフェンダー、車輪まわりの泥汚れから。

泥や土の汚れを立体的に表現してくれるのが、このGSIクレオスのMr.ウエザリングペースト マッドイエロー。
立体的に、、、というのがポイント。

このGSIクレオスのMr.ウエザリングペースト マッドイエロー。蓋をあけると、まるでピーナツバターのような、ペースト状の塗料となっております。
そう、立体的に泥を表現するとは、泥状の塗料を塗る ことで表現されるんです。

まずは、このペースト塗料を足廻りや車体裏など、泥で汚れそうなところにペタペタと塗りたくる。
本当に泥遊びをしているみたいで楽しい〜。

筆を使って塗っていくのですが、一度ウエザリングペーストで筆を使ってしまうと、他の用途への再利用が難しいので、ダイソーなど百均で筆を買っておくとなにかと便利です。

ウエザリングペーストが乾いてきたら、不要な部分をこそぎ落としていきます。このときドライブラシなどで使う筆先の硬いウエザリング筆が便利です。

ボックスアートの4号線車よりも、ちょっとドロ多めの仕上がりに。
実際の車両がここまで泥で汚れるのかは?だけど、そこは楽しければ良し ということで。
車体回りの泥砂汚れ、鉄の質感とサビ表現はタミヤウエザリングマスターで
続きまして車体上部の泥、砂汚れやリベット類の処理をしていきます。

完成したプラモデルに化粧をするように、簡単に汚れなどを表現できるのがタミヤウエザリングマスター。
今回は、サンド・ライトサンド・マッドのAセットと赤錆、ガンメタ、シルバーのCセットを使用。

ウエザリングマスターに付属のスポンジで色をとって、ポンポンと軽くたたいて車体に色をつけていきます。


ボックスアートを参考に砲塔周りの泥砂汚れをポンポンとつけていく。


フェンダーも同じくウエザリングペーストの上からポンポン叩く。ボックスアートを見ると砂色だけだけなく、黒やオレンジっぽい色など単色でない。
サンド ライトサンド マッドとAセット全色とほんのりと赤錆も散らしてみた。

この4号戦車は、雨の多い地方、湿地帯の多い地方が主戦場に配属されたため、足回りがこれほどドロドロに汚れている、と妄想。そうするとマフラーもサビサビになるだろうと。
そこでウエザリングペースト Cセットの赤錆を粉が残るくらいにたっぷりとまぶす。近くにあるリアフェンダーのリベットにもうっすらとのせる。

キューポラの縁やヒンジ類、車体のエッジなどをシルバーで軽くポンポンしていく。
今回は無塗装なので、のっぺりとした感じだったけど、これでグッと立体感がでてきましたね。
組み立てて汚すだけ。戦車プラモデルの楽しさをギュッと凝縮
戦車のプラモデルは、ある意味 汚し こそが醍醐味であり、汚しこそが命。
組み立て→塗装→ウエザリングと各駅停車が、組み立て→ウエザリングと快速急行になって、早く汚したい、という欲望を満たしてくて、たっぷりと どうやって汚そうか と考える時間を多く使える。
無塗装ウエザリング仕上げは、戦車プラモデルの楽しさがギュッと凝縮されていて、戦車プラモデルビギナーに超絶おすすめしたいフィニッシュ方法です。










Ⅳ号戦車をよりかっこよく仕上げるための2冊
メカニカル感がかっこいいⅣ号戦車。
今回のように未塗装でも十分にかっこよく仕上がる。
でも、Ⅳ号戦車をよりかっこよく仕上げるための方法が満載の2冊。
目指せ究極のⅣ号戦車!