ファーストガンダムを中学生の頃に見ていた世代がいま50歳を過ぎたくらい。
50代といえば、子育ても一段落して、さてやることがない という人もいるのでは。
新しいおとなの趣味として、プラモデル、ガンプラに少し興味がある、という方にむけてガンプラの魅力を紹介します。
この記事では
- 初心者におすすめガンプラは?
- ガンプラってなに?
についてわかります。
Uchi
わたしが本格的にガンプラにハマったのは25歳。ガンプラ歴27年。
ガンプラは道具いらず
初めてのプラモデルにガンプラは最適です。
その理由
- 接着剤不要
- 塗装不要
だからです。
ガンプラで、接着剤は使いません。
最近のガンプラは、よく出来ていて、パチパチとパーツをはめていくだけて完成します。立体パズルのような感じです。
しかもガンプラのパーツはすべて塗装済み。組み立てると自然と色がついた状態で完成するので塗装する必要がありません。
対してスケールモデル、戦車、飛行機などは接着剤が必要です。さらに戦車や飛行機のパーツはグレーなど単色がほとんどなので塗装も必要になります。
戦車プラモデルを作るとわかります。ガンプラの組立てやすさが。
ガンプラ作りに必要なのはニッパーだけ
さすがにパーツを切り出す道具は必要です。昔は爪切りなどで切っていましたが、ここだけは専用の道具プラモデル用のニッパーを用意しましょう。
極論をいえば ガンプラは、ニッパーだけ用意すればOK。
まずガンプラでもスケールモデルでも一つ組み立ててみて、あとから必要なモノを買い足していきましょう。
その他 必要なプラモデル用の道具はこちらの記事で紹介しています。
初心者おすすめガンプラはコレ!
ガンプラは、1980年に第1号「1/144ガンダム」が発売されてから、2,000種類以上販売されています。
さらにガンプラは、パーツ数の多さや難しさなどでPG、MG、HG、RGとグレードにわかれています。はじめは、どのグレードの何から作ったらいいのか、全くわからないですよね。
50歳からのガンプラ初心者へのおすすめグレードは
HG ハイグレード
です。
理由は すばり
安価
パーツ数が少ない
種類が多い
から。
まずは、安くて、パーツ数が少ない、モビルスーツの種類が多いHGグレードから、ガンプラの世界に入ることをおすすめします。
とくにHGは、ガンプラ化されているモビルスーツの種類がいちばん多いので、きっと作りたくなるモビルスーツに出会えますよ!
HGUC「シャア専用ザク」初心者におすすめのガンプラ
数あるガンプラの中から、初心者におすすめのガンプラは、HGUC シャア専用ザク。
- 安い
- 組み立てやすい
- かっこいい
と三拍子そろったガンプラ界の名作 それが HGUC シャア専用ザク です。
ガンダム世界のなかで圧倒的な知名度、人気をほこるモビルスーツ「シャア専用ザク」です。
この HGUC シャア専用ザクは、ガンプラ40周年記念でリバイブされたガンプラ。バンダイが総力を結集して再開発されたシャア専用ザクなんです!
おじさんガンプラデビューには、もってこいのガンプラです!
ガンプラの種類、価格帯、組み立ての難しさ
ガンプラと一口にいっても、作りやすさ、スケールによって分類されています。
主だったガンプラのグレードをピックアップ
グレード | スケール | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|
PG (パーフェクトグレード) | 1/60 | 10,000~50,000 | 究極のガンプラ。パーツ数も多く、内部フレームなども細かく再現。 |
MG(マスターグレード) | 1/100 | 2,000~22,000 | 大人のガンプラを目指して開発。大きな可動域、内部フレームなど再現。 |
HG(ハイグレード) | 1/144 | 1,000~50,000 | パーツ数も少なく、販売されているモビルスーツも多い。 |
RG(リアルグレード) | 1/144 | 2,000~12,000 | HGと同スケールでリアルさを追求。HGより組み立て難易度高い。 |
PG MG HG RG 大きさ比較
手前左から HGシャアザク、RGシャアザク、MGグフ、PG Zガンダム。
PG 圧倒的にデカい。全高30cm超もあるので飾る場所にも注意。
各グレードモデルの大きさ目安
RX-78-2 ガンダムを例にしてみます。
RX-78−2 ガンダム 高さ18m 18000mm
- PG 300mm
- MG 180mm
- HG、RG 125mm
ガンプラを部屋に飾ると嫁さんが顔をしかめるのは圧倒的にPG、MG。HGくらいの大きさだと、飾る場所によっては目立たずにインテリアに馴染む。と 勝手に思っている。
パーツ数
ガンプラのグレードが高くなるほどパーツ数も多くなります。
初めてのガンプラにPGを選ぶのは無謀。PG Zガンダムでは、パーツ総数が1,000を超えます。作っても作っても完成がみえない、修行のような作業だった覚えがあります。
- PG 500~1,000
- MG 200~400
- HG 100~250
- RG 200~300
HG量産型ザクのランナー。
RGシャア専用ザクのランナー。
HGとRGはスケールは同じでもパーツ数は圧倒的にRGのほうが多くなります。RGは可動域やパネルライン分割などリアリティを求めているガンプラグレードだからです。
写真は HG量産型ザクとRGシャア専用ザクのランナー比較。RGシャア専用ザクのランナー数はちょっとイヤになるほど多いですね。対して量産型ザクのランナーはA、B、Cの3枚のみ。
HGは圧倒的に組み立てやすいガンプラになります。
ガンプラのグレード
PG パーフェクトグレード 1/60
- 価格帯 10,000円 〜 50,000円
- パーツ数 500 〜 1,000
- むずかしさ ★★★★★
Uchi
むずかしさは、50歳目線での判定です
PG(パーフェクトグレード)は、バンダイ プラモデル全体のシリーズ名。そのためガンプラ以外にも、PGモデルがあります。
PG 1作品目は「エヴァンゲリオン初号機」で1997年12月に発売。ガンダム作品は、PG2作品目「RX-78-2 ガンダム」1998年11月発売から。
PGは、バンダイプラモデルシリーズの最高峰に位置するグレード。その時の最新の技術をふんだんに投入した、まさにF1のようなプラモデル。
価格もプラモデルの常識を打ち破る高価帯。2021年1月発売された PG 1/60 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer.)は、52,800円(税込)。
パーツ総数も写真のZガンダムだと1,000を超えます。1ヶ月くらい組み立てを楽しめます。
難しさ、価格帯、出来栄え、PGはまさに大人のガンプラです。
MG マスターグレード 1/100
- 価格帯 2,000円 〜 22,000円
- パーツ数 200 〜 400
- むずかしさ ★★★
MGは、現在のガンプラシリーズのスタンダード的な位置づけ。
大人向けガンプラを作ろう と企画され、1995年7月に「Rx-78-2 ガンダム」が第1号MGとして販売開始されました。
MGの価格帯は、2,000円~5,000円くらい。最近では、10,000円を超えるものも増えてきました。
MGは、腕や脚の内部構造フレームの再現など、きっちりとメカニカルな部分も組み立てます。
例えば腕を組み立てる場合は、腕の内部構造を組み立てる→外装を内部構造に取り付ける という感じです。
結構、細かい構造になっているので、組み立てにはそれなりの時間と根気が必要です。特にグフ、ザクなどの場合、動力パイプは難関です。リング状のパイプ1つ1つ仕上げます。
MGは、完成時の大きさも20cmちかくあり、作りごたえのあるグレード。
是非、挑戦してほしいグレードです。
HG ハイグレード 1/144
- 価格帯 1,000円 〜 50,000円
- パーツ数 100 〜 250
- むずかしさ ★★
HG ハイグレードは、手軽に組み立てができてコレクション性の高いガンプラグレードです。
HGはキット化されているモビルスーツの数が最も多い。PGやMGは、メジャーな機体しかキット化されませんが、HGだと超マイナーなモビルスーツもキット化されています。
HGは、手足の可動域が大きいのが特徴。組み立て後は、トイ・フィギュアのようにグリグリ動かして遊べます。
「戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ。」
いろんなポーズで写真を撮りたくなるのがHGグレードです。
RG リアルグレード 1/144
- 価格帯 2,000円 〜 12,000円
- パーツ数 200 〜 300
- むずかしさ ★★★★
RG リアルグレードは、「本物であること」を追求し緻密なパーツ構成や質感表現を実現。作る楽しみと興奮を凝縮したブランド。とバンダイ公式サイトに紹介されています。
HGグレードのサイズに、兵器としての本物さを追求したのがRGグレードです。
左がHG、右がRGグレードのシャア専用ザク。
HGグレードのほうのスタイルはアニメのタッチに近いですね。対してRGは、外装パーツ構成も点検ハッチの再現、稼働にあわせて動くアーマーなど、細かく分割されています。スタイルもHGよりも兵器らしさが全面にでていますね。
そのためRGはパーツが小さい+複雑、になるので組み立てが難しいです。
ガンプラは作ったあとも楽しい
写真を撮って世界中の仲間とつながる楽しみ
ガンプラは作るだけじゃない。
一番多い楽しみ方は、やっぱり
写真を撮る
撮った写真はSNSでアップ。世界中のガンプラ仲間と繋がれます。
モビルスーツらしい宇宙空間でのポージングをきめさせたい。そんなときに活躍するのが アクションベース です。
ジョイントでガンプラを立体的に保持することが可能になります。
さらにガンプラ単体をキレイに撮影するなら撮影ボックスもおすすめ。
わたしはダイソーの撮影ボックスを使ってます。HGクラスにはちょうど良い大きさなんですよね。
ガンプラはスマホで撮影することが多い。でもたまに一眼レフカメラを引っ張り出してきて撮ります。
上のHGグフは一眼レフカメラで撮影した1枚。
ガンダムの世界を観る
1979年の「機動戦士ガンダム」から、2023年「水星の魔女」まで、ガンダム作品は70作品ちかくあります。
わたしも 見てないガンダム作品のほうが多くなってきました。ガンプラでかっこいいモビルスーツをみて、後追いで作品を観ることもおおいです。
ガンダム作品を多くみるならDMM TVがおすすめ
DMM TVだと月額550円でアニメが見放題。
ガンダム作品もTVシリーズ18作品中12作品が見れます。(2024年3月時点)
アニメ・エンタメ見放題!初月無料!【DMMプレミアム(DMM TV)】50歳過ぎてガンプラ作りで困ること
パーツが小さい
とかく50を過ぎてくると老眼になってきて、目のピントがあいにくくなる。スケールの小さいガンプラになるとパーツが小さくなってきて、パーツの向きがわからない。
とくにガンダム系は、ザクなどと比べてスマートでスリム。複数のパーツで構成されている顔が小さすぎ。
スマホで拡大しながら作ってます。
おとな趣味としてのガンプラ
ひとり時間を過ごす、大人の新しい趣味としてガンプラはおすすめ。
その理由として
- 作る楽しさ
- 挑戦する楽しさ
- ひとり時間を楽しむ
があげられます。
作る楽しさ
プラモデルといえば、接着剤でパーツをつける、と思いがち。でも今のガンプラに接着剤はいりません。
接着って結構むずかしい。接着液をつけすぎるとパーツの間からムニュッと接着液がはみ出てしまうし処理がたいへん。
ガンプラは、接着不要なので組み立てることだけに集中できます。
挑戦する楽しさ
ガンプラは、パーツの多さ、組み立ての難易度に応じてグレードがあります。
HGからはじめてRG、MG、そして最終的にはPGに挑戦、と目標をもって楽しむことができます。
ひとり時間を楽しむ
50代になると子育ても一段落して、ひとり時間が多くなります。これが60代になると、親の介護に時間をとられる割合が増えてきます。
「50代が一番自由な時間が多いよ。」
これは、70代の先輩に言われた言葉。
50代は、時間に余裕を持てる年代です。時間が自由になるなんて一番の贅沢。
ひとり時間の楽しみ方をみつけていきましょう。