アナログ・レコードの醍醐味は、カートリッジ交換にあり。
デノンDP300Fレコードプレイヤーのカートリッジを、オーディオテクニカAT5Vに換えてみたよ。
はじめてのカートリッジ交換はオーディオテクニカAT5Vに決定
DP300Fを購入した時から、カートリッジ交換をすると決めてました。なぜって?アナログ・レコードの楽しみ方のひとつに「カートリッジ交換で音が変わる」と言われてるからさ。
で、はじめての交換カートリッジに選んだのは、オーディオテクニカのAT5V。
デノンDP300Fに装着可能なカートリッジを選ぶ
カートリッジにも種類がたくさんあって、なんでも装着できるわけではなく、条件があります。
マニュアルによると、デノンDP300Fに装着可能なカートリッジは、重さ4.5g〜9.5gまで。さらにカートリッジを見にいった店の人の話によると、カートリッジの高さにも注意が必要とのこと。
デノンDP300Fは、アームの高さが調整できないので、あまりに高さのあるカートリッジだと、お腹をレコードに擦ってしまうそうです。
何個か展示されているカートリッジの中から候補にあがったのが、ノーマルカートリッジとサイズがあまり違わない、オーディオテクニカのAT100EとAT5V。聴き比べができないし、せっかく交換するなら明確な変化が欲しい。しばし悩んだ後で、最終的に価格の高いほうがいい音するだろう、と思ってAT5Vにした。
カートリッジをヘッドシェルに取り付ける
カートリッジの取り付けは、まずヘッドシェルから出ている4種類のコードを色別にカートリッジ所定の位置に差し込みます。
次は針の位置決め。
あらかじめ写真のようにノーマルカートリッジの針位置をメモっておき、位置をあわせてから付属のネジで取り付けます。針の位置が狂ってしまうと、音質が悪くなったり、レコード溝の位置があわずに音飛びしてしまいます。
取り付けた後は、アームの水平バランスを調整。針圧は2.0gにセット。
カートリッジ交換終了。
さっそく試聴してみる。
左側スピーカーの音にノイズが混じっていたので、カートリッジの左右位置を微調整。ノイズの入らない綺麗な音になりました。こんどこそ、交換完了です。
カートリッジを交換してパワフルな音になった
ノーマルカートリッジに比べて、全体的に音が前面に出てくるようになった。女性ヴォーカルはより明瞭になり、メリハリのあるパワフルな音に。同じボリュームでも、音が大きくなった感じ。
オーディオテクニカAT5Vは、ジャズ、ロックにあうカートリッジだと思う。
わずか1万円の出費で、素人でもワオッと声が出るぐらい音の違いが実感できた。
買ってよかった。
DP300Fを買ったのなら、カートリッジの交換をオススメします。
さ、これからはレコード集めよっと。
関連記事驚き!「オルトフォン2M Blue」交換でDP300Fの音が激変!レビュー
関連記事レコードプレイヤーDP300F+DL103MCカートリッジ交換で落ちついた大人の音に激変関連記事デノンDP300FのカートリッジをSHURE M44-7に変更したら超パワフルでロックな音になった件テクニカルデータ
- 型式VM
- 型再生周波数範囲20~20,000Hz
- 出力電圧5.0mV(1kHz、5cm/sec.)
- チャンネルセパレーション24dB(1kHz)
- 出力バランス1.5dB(1kHz)
- 針圧1.8~2.2g(2.0g標準)
- コイルインピーダンス2.1kΩ(1kHz)
- 直流抵抗610Ω
- 負荷抵抗47kΩ
- 負荷容量100~200p
- Fコイルインダクタンス360mH(1kHz)
- スタチックコンプライアンス35×10-6cm/dyne
- ダイナミックコンプライアンス8.0×10-6cm/dyne(100Hz)
- 針先形状接合丸針 0.6milカンチレバーアルミニウムパイプ垂直トラッキング角23°
- 外形寸法H17.3×W15.2×D26.9mm
- 質量6.1g
参考用に比較動画を。上がオーディオテクニカ、下がノーマルカートリッジです。
iPhoneで撮っているので、しょっぱい動画ですけどw
DP300Fには専用ヘッドシェル
ノーマルカートリッジと簡単に聴き比べがしたかったので、今回はヘッドシェルも購入。
DP300Fには専用カートリッジしか取り付けできないので注意。この専用カートリッジが高い。高いぞ、モノによってはカートリッジより高い。