2018年あけおめ早々にSHURE M44−7カートリッジを手に入れ、パワフルな音になってご機嫌なわたし。
次はいよいよMCカートリッジだな、と思っていた矢先たまたま近くにできたハードオフに行ったら、MCカートリッジといえばのデノンDL103があーるじゃありませんか。15,000円とまぁお手頃価格だったので買っちゃいました。
しかし今のままでは、MCカートリッジでレコードを聞くことができない。フォノイコライザーやら昇圧トランスとやらが必要とのこと。
MCカートリッジでレコードを聞くためにはナニが必要なのか。まとめてみた。
レコードプレイヤーから音をだすために必要なモノ
レコードの音楽信号を補正するためのフォノイコライザー
通常アナログレコードプレイヤーで音を出すには、フォノイコライザーという機械が必要になります。フォノイコライザーとは、レコード盤面に刻まれた低音、高音の音楽信号をフラットに補正する役割を持ちます。
アンプにPhono入力端子がある場合、このフォノイコライザーの機能がアンプに搭載されてるので問題ありません。しかしLine入力端子しかない場合、フォノイコライザーが必要になります。
詳しくはこちらの記事が参考になりますよ。
第27回:RIAA/フォノ端子ってなに?
https://www.phileweb.com/magazine/audio-course/archives/2008/10/16.html
ここまでは、カートリッジに関係なくアナログレコード全般の問題でした。
MCカートリッジの低出力をカバーするための昇圧トランス、ヘッドアンプ
つぎにMMカートリッジとMCカートリッジの違いからくる問題点があります。
ざっくり書くと、MCカートリッジはMMカートリッジに比べて声が小さいんです。MMカートリッジと比べると、蚊の鳴くような声しか出せません。
この小さな声を大きく増幅するための機械が、昇圧トランスやヘッドアンプと呼ばれるものです。昇圧トランスは、巻線比を利用した変圧器でシンプルで電源不要。ヘッドアンプは、トランジスタなどを利用して電気的に増幅するもので電源が必要です。
詳しくはこちらの記事が大変参考になりますよ。
第28回:カートリッジ/昇圧トランス/ヘッドアンプってどんなもの? 林 正儀のオーディオ講座
https://www.phileweb.com/magazine/audio-course/archives/2008/11/20.html
まとめると
MMカートリッジの場合
レコードプレイヤー → フォノイコライザー → アンプ → スピーカー。
MCカートリッジの場合
レコードプレイヤー → 昇圧トランスまたはヘッドアンプ → フォノイコライザー → アンプ → スピーカー。
となる。
フォノイコライザーか昇圧トランスか
我が家のレコードプレイヤー デノンDP300Fにはフォノイコライザーが標準で搭載されています。MMカートリッジは無問題なので、MCカートリッジ再生に足りないのは、昇圧トランスかヘッドアンプということになる。
せっかくの真空管アンプなので、トランジスタを使わない昇圧トランスを検討。
予算5万以下で探す。
うぉーい、これ1個しかないよ。あとは高すぎて手が出ません。
Phasemation T-300 38,780円(アマゾン調べ 2018年1月)
昇圧トランスってMCカートリッジのみに必要だからMMカートリッジで聞く時に外さないといけないよな、面倒だな、それだったらMC対応単品フォノイコライザーで音質アップも狙えたほうがいいよな、という理由でフォノイコライザーを探す。
MC対応フォノイコライザーアンプ 予算5万円以下で探してみる。
それぞれ
AT-PEQ20 15,960円
TRX-EQ6 32,421円
AZUR651P 34,273円
でした。(アマゾン調べ 2018年1月)
他は高すぎて手が出ません。
アンプもトライオード製なので、TRIODE TRX-EQ6 に決定。商品が到着したらまたレポします。
しかしお手頃だと買った、このMCカートリッジ DL103のおかげで、さらに出費するハメになるとは。
恐るべしオーディオの世界。
追記
フォノイコライザー TRIODE TRX-EQ6 のレポ記事
https://uchilog.com/2018/01/post-7979.html