いま、革靴磨きが大人の間でひそかにブームだとか。
自慢じゃないが、持っているビジネス用の革靴など、これまで1回も磨いたことがない。
しかし流行り物に弱いわたくし。磨かずにはいられない。
さっそく革靴みがいてみた。
How to 革靴磨き
いったい靴磨きってどうやるの?って疑問をスパッと解決してくれるのが、こちらの動画。
世界一の靴磨き職人、長谷川裕也氏が代表を務める靴磨き専門店「Brift H」による「3分で分かる靴磨き」動画です。
どうですか、スタイリッシュでしょ〜。カッコイイでしょう〜。なんか大人の世界感満載ですよね。さっそく靴磨きやってみましょ。
靴磨きアイテム
靴磨きに必要なアイテムは
- クリーナー
- ホコリ落とし用の馬毛ブラシ
- 靴クリーム
- 靴クリーム用の豚毛ブラシ
- ワックス
- 布
ざっとこれぐらい。
靴磨きセットもたくさん出てます。靴磨きビギナーは、2,000円〜3,000円ぐらいのセットからはじめてみよう。
靴磨きの工程
- ほこりを落とす
- クリーナーで拭く
- 靴クリームを塗ってブラシ馴染ませる
- ワックスを塗る
が革靴磨きの基本工程となります。
ほこりを落とす
まずは、革靴についた汚れ、ホコリを落とします。写真手前の、馬毛のブラシを使います。
馬毛のブラシは、非常に毛が柔らかくてしなやか。触ってるとめっちゃ気持ちがいい。革を傷めることなく、ガシガシ払って、しっかりと汚れ、ホコリを落としましょう。
クリーナーで拭く
汚れ、ホコリを落とし終わったら、クリーナーを使って革靴の汚れを拭き取っていきます。汚れだけでなく、古いワックスやクリームも落としてやります。
Tシャツなどの切れ端を使った布に、クリーナーをとって拭いていきます。指に布を撒いて拭き取っていくのですが、布の巻き方がかなり独特。こちらの靴磨き芸人さんの動画が非常に参考になりますよ。
靴クリームを塗ってブラシで馴染ませる
汚れがすっかり落とせたら、靴クリームを塗っていきます。今回は茶色の革靴なので、無色のクリームを塗っていきます。黒い靴には、黒いクリームを塗ることでより艶がでます。
クリームは指で塗っても、写真のように小さいブラシで塗ってもどちらでもOK。クリームの塗る箇所は、基本靴全体に塗ります。とくに傷や甲の部分にできる履きジワには、しっかりとクリームを塗ってあげましょう。
一通りクリームが塗り終わったら、豚毛ブラシで仕上げていきます。上の写真で馬毛のブラシを紹介しましたが、その隣に写っているのタワシみたいなのが豚毛ブラシ。馬毛と違って、硬いのでホントにタワシみたい。ゴシゴシと力強くブラッシングしてクリームを革に馴染ませます。
ブラッシングが終わったら、布で乾拭きして余分なクリームを拭き取ってやります。
汚れを落として、クリームを塗るまでのケアが終わった状態が左足の靴。右足の靴に比べると、革のしっとり感がちがいます。写真ではわかりづらいけどね。
さ、次はワックスでピカピカにしましょう。
ワックスを塗る
最後の工程、ワックスがけです。
ワックスを塗る箇所は、基本はつま先とかかと部分。芯が入って曲がらない硬い部分に塗ります。甲の部分は、靴が曲がりやすく、履きジワができてワックスが割れてしまうので塗りません。
塗り方は、指でワックスを塗り込む、その上に水を1滴たらす、磨く、をただひたすら満足がいくまで繰り返す。
2,000円でできる禅修行
靴を磨いている間は 無心 になれます。余計なことは考えずに、ひたすら靴を磨く。ひとつのことに集中し心を静めるかんじは、まるで禅の精神世界のようだ。
汚れが落ちてピカピカになった靴のように、仕事で疲れた体も心もリフレッシュできますよ。
さあ、
ココロを無にして
革靴を磨こう!
おすすめの靴磨きアイテムたち
靴磨きをはじめるなら、一通り道具がセットになった靴磨きセットがおすすめ。
なかでも、私も使っているエムモゥブレィのアイテムがおすすめ。こちらのエムモゥブレィのアイテムが揃ったセットはビギナーに超おすすめ。
上級者用にはこちらも人気。
靴の保管に必須な、シューキーパーもあると便利。プラスチック製より、湿気を吸ってくれる木製のものがベター。
そして世界一に輝いた靴磨き職人の本がこの靴磨きの本。
このように見開きの状態になり、作業中でも読みやすい。革の種類に応じた磨き方や、靴についた小キズのリペアなど、靴のケア全般について知ることができる。