生涯3台目となる戦車プラモデル制作は、パンサー、タイガーときたら、、、のキングタイガーしかないでしょ。3色迷彩にドット迷彩が特徴のアルデンヌ戦線仕様。
缶スプレー+筆塗り で仕上げます。
ボックスデザイン
キングタイガーという呼称は非公式のもので、公式名称は1943年から使われているティーガーⅡ。通称であるケーニヒッスティーガー1945年1月ごろから使われた。
戦争末期1944年12月アルデンヌ攻勢時のダークイエロー、ダークグリーン、レッドプライマーの迷彩パターン。斑点模様が特徴的。
そしてパッケージに描かれた204号車は、SS第501重戦車大隊の第2中隊に所属していた車両。アルデンヌ攻勢時に、アメリカ軍によって完全な姿で捕獲され、その後爆破された。
パーツ構成
ティーガーの名を継承するわりに車体デザインはパンサーに近い。
これはティーガーⅡ開発当時、同時期に開発のすすんでいたパンサーⅡと部品を共有できるよう標準化思想がとりいれられたため。のちにパンサーⅡの開発は中止された。
砲塔はヘンシェル型。
より強力な主砲を。をテーマに1941年より開発スタート。ポルシェ博士のポルシェ型など紆余曲折を経て、生産開始は1943年9月。1945年3月まで生産され、実戦配備されたのは約460両。
このタミヤ1/35キングタイガー アルデンヌ戦線には、伝令とオートバイのキットも含まれていてお得です。
外装付属パーツブロック。ドイツ軍戦車おなじみのワイヤー類、スコップなど。
キャタピラはゴム製。エンジン吸気フィルタ用のメッシュもついてます。
組み立て
パンサー戦車では失敗こいた車体リヤパネルの接着。さすがにあれはマズイとタミヤさんも思ったのかは不明だけど、接着位置が決まるようガイドが設定されている。
転輪には、ちょっとわかりにくいけど表裏あり。
砲塔を固定するためにプラスネジをつかっています。プラスドライバーを用意しましょう。
後部ハッチが歪んでいるのか、車体後部と密着しない。どこかの面をぴったりとつけると対角面が浮いてしまう。しかたがないので浮きが一番目立たない位置で接着。
組み立て完了。とくに難しいところもなく、サクサク組み立てることができます。
塗装
下地 オキサイドレッドを缶スプレーで
下地は、オキサイドレッドのスプレー缶でバーっと一吹き。
缶スプレーで車体ベース色を塗装
基本色ダークイエローも缶スプレーでバーっと一吹き。
実際の車両は、基本色レッドプライマーの上から、イエロー、ダークグリーンで塗装されていた。
筆塗り迷彩塗装
アルデンヌ3色迷彩を塗り分けるためにガンダムマーカーでおおよその縁取りを描く。で、そのままガンダムマーカーで塗ってやろうかと思って断念した図。
3色迷彩1回目筆塗り終了。
迷彩を筆塗りでしていると、うーん、大丈夫かこれ?って思うときがある、けど大丈夫、だいじょうぶ〜。何回か上塗りして汚していけばそれなりに見れる。
ウエザリング
今回、筆塗り部分のグリーンとブラウンが浮いてるように見えたので、シャバシャバに薄めたダークイエローで全体をウォッシング。その後いつものエナメル塗料レッドブラウンでこちらもバシャバシャと全体塗りたくる。
斑点は綿棒でポンポン
斑点模様をどう塗装したものか?といろいろ試したすえに綿棒で塗装。ホワイト塗料を綿棒の先につけて、力をぬいてポンポンとたたくだけ。綿棒は、さきのとがった三角形のものが、やりやすかったです。
ドライブラシはガンダムマーカーシルバーで
ワイヤー類などは、塗装ではなくガンダムシルバーでドライブラシ塗装。
使っているブラシは、Mr.ウェザリングブラシセット HARD。筆先が硬いので、狙ったところにブラシをのせることができます。
ワイヤー類だけでなく、スコップやハンマー、ナット類など金属っぽいところはガシガシとドライブラシ。
タミヤ スミ入れ塗料の威力
ガンプラでも戦車でもプラモデルの仕上げの基本スミ入れ。
いつもはガンダムマーカのスミ入れペンか、ウォッシングですませていたのを、はじめてタミヤのスミ入れ塗料を試す。
その威力をご覧あれ。
↑ダークブラウンでウォッシングのみ。
↑タミヤ スミ入れ塗料を流し込んだ状態。
どうですか、このパネルラインのくっきり感の違い。この威力はすごい!
タミヤ スミ入れ塗料 1本手元にあれば間違いなしです!
コマンダー、伝令とオートバイ
なかなか小さい。組み立ても手応えのある複雑さ。車体色は素のままで、ガンダムマーカーでストライプ迷彩を施す。ハンドルバーやキャップもガンダムマーカーシルバーで。
完成
砲塔の巨大さが際立つまさにキングの名にふさわしい堂々としたお姿。
実戦では公式な記録として正面から撃破された車両は1台もなかったとか。次はポルシェ砲塔型をつくりたいね。
完成まで3ヶ月。のんびりじっくり愉しんで世界に一台の戦車を作る
ポチってから完成にいたるまで約3ヶ月。
戦車プラモデルの場合、組み立ては割と簡単。すすっとすすむ。戦車プラモデルの醍醐味は塗装&汚し。
単色塗装であっても汚しかたは千差万別。作りての数だけ個性のある戦車ができあがる。ひとつとして同じ戦車はできないのだ。
のんびりじっくりジャズでも聞きながら世界に一台の戦車を作り上げよう。