前回、維新の会が発行した「大阪都構想まるわかりブック」から、主に賛成派の意見を中心にブログアップしました。
賛成する人たちがいれば当然、反対する人たちもいるわけです。今回は反対派の意見をまとめてみたよ。
大阪都構想に反対の3つの理由
- 市民サービスが大幅にカット
- 大阪都構想の効果は1億円
- 一度やったら戻せない
こちら大阪都構想に反対の自由民主党のHPに掲げられていた反対理由。具体的に見て行きましょう。
市民サービスが大幅にカット
これまで大阪市が自由に使えていた市税2,200億円が、市外へ流出。その分、お金がなくなるので住民サービスが低下する、というもの。うーん、それはちょっと困りますね。
大阪都構想の効果は1億円
賛成派がうたう「二重行政をなくすことで4,000億円の無駄削減」。ただし反対派は、その効果はわずか1億円と言っています。
それどころか、かえって初期費用600億円と毎年20億円のコストが必要になると試算しています。お金の面から見ても、府市を統合する意味はまったくない、としています。
一度やったら戻せない
大阪都構想。一度やったらもう後戻りはできません。
上記、理由以外にも
ムダな二重行政はない
WTCなどビル建設は20年以上も昔のこと。大阪市を廃止、分割しなければ解消できないムダな二重行政はない。
でたらめな5つの特別区
歴史と伝統を無視した、いい加減に線引きされた感のある5つの特別区。それぞれの特別区が問題を抱えています。
予算規模の違う東京都と比べるな
東京都の年間予算は約2兆円、大阪は約8,000億円。賛成派は、東京都よりも進化した都構想をうたってますが、規模の違う東京都と比較するのは無理がある。
大阪都構想でも大阪の借金はなくならない
などなど。
色々と反対意見は出てきますが、要は「大阪都構想がなくても、大阪は変えられる」ということですね。
政治家としての資質
さらに、付け加えるなら
橋本徹の政治家としての資質もポイントではないでしょうか。
現在の大阪府の借金は約6兆円。橋本市長が府知事時代に、大阪府の財政は悪化。
借金を返済するための積立、減債基金にお金を入れず、一般会計に繰入し財政を見た目は黒字化させて、そのお金を散財しているとも言われています。
さらに、大阪都構想賛成派が二重行政のシンボルとしてあげているWTCビル。
橋本さんが府知事時代に、大阪府庁をWTCビルへ移転させるとして2010年に購入。この際も減債基金に入れるべきお金を使ったとされます。
しかし2011年に東日本大震災が発生。天井の落下や床の亀裂など360箇所が損傷。耐震補強工事が必要となり追加予算が必要になった。当然、大阪府庁の全面移転も廃止となりました。
私立高校の無償化も人気取りのための政策と一部では言われます。
さらに、大阪から去っていく企業続出による税収の減少。こと財政に関しての橋本さんの政策、行政手腕に ? が多いのも事実。
思い切った大阪改革を支持できるのか。
それとも現状のままでの大阪改革を支持するのか。
残された猶予はあと2日。
we say no! 5.17osaka | 自由民主党大阪府支部連合会
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