コロナ禍でお家時間が増えたためプラモデルが売れている。
かくいう私も50になって今まで以上にプラモデル、ガンプラを作るようになった。
ガンプラ作りはじめてみようかな、でも、道具とか揃えるの面倒だなぁ、と思っているプラモデル作りビギナーに向けて、道具紹介します。
最近のガンプラはなにもいらない
最近のガンプラは、本当に良くできていて、組み立てるのに道具や塗料を揃える必要がない。 でも、最低限コレだけあれば、というものをご紹介。
まずはコレだけ揃えよう
- ニッパー
- カッター
- ピンセット
ニッパー
まずはパーツを切りはなす道具がないとはじまらない。
初心者向けのガンプラHGシリーズには、とても小さいパーツがあったりします。ランナーとパーツの隙間が狭い部分もあるので、頭部分が小ぶりで薄刃のプラモデル用ニッパーがおすすめです。
カッター
カッターは、ニッパーでの切り跡が出た際に使います。カッターはプラモデル用でなくてもいいですが、小ぶりのカッターが使いやすいです。
ピンセット
ピンセットは、豆粒米粒ほどの小さいパーツ、ステッカーをつまむときに使います。
小さいパーツをつまんで接着するのに適した、先の曲がったピンセットもあります。
コレがあればさらにラク
- 接着剤
- カッティングマット
- スマホ
接着剤
パーツ同士をパチパチとはめていく現在のガンプラの組み立てに接着剤は不要です。でも、組み立てたあとに外れやすいパーツもあって、これをガッツリ固定させるのには接着剤が1つあれば便利。
小さいパーツを接着するなら、流し込みタイプ。
少し大き目のパーツや、合わせ目を削ったりかこうするならセメントタイプ。
カッティングマット
カッターなどを使う際に、下のテーブルを傷つけないために敷くカッティングマット。ちょっとした削りかすなどのゴミもまとめて捨てれるし、この領域が作業場と区分けできるので1枚あればラクです。
スマホ
そしてスマホ。これは50のおっさんの自分にはマストアイテム。
小さすぎて向きがわからん。。。。
米粒くらいに小さいパーツの向きなどを確認するのに、スマホのカメラを使ってパーツを拡大して確認しています。
コレがあればグッと見栄えがよくなる
- スミいれ ふでペン
- リアルタッチマーカー
- つや消しスプレー
- 光沢スプレー
スミいれ ふでペン
作り終わったら最後の仕上げ、スミいれをすれば仕上がりがグッとしまります。
点検口などを表現したパーツ表面に掘られたモールドを、ふでぺんでなぞってやるとメリハリがつきグッと質感があがります。
右の動力パイプがスミ入れをおこなったパイプ。どうです左の動力パイプと比べて、グッと引き締まっているでしょう。
リアルタッチマーカー
スミ入れや簡単な汚し塗装までこなせるリアルタッチマーカー。
ガンプラだけなく戦車兵の迷彩服塗装にもつかえます。
つや消しスプレーと光沢スプレー
ガンプラは当然プラスティックなので、出来上がりが妙にテカっていたりします。
このテカリをコントロールすることで、ガンプラの仕上がりが変わってきます。
仕上がり時に使われるのが
- テカりを消す つや消しスプレー。
- テカりをキレイにテカらせる光沢スプレー。
「もう二度と負けられないのよこの私は!」
光沢スプレーを吹いたRGエヴァンゲリオン弐号機。
太もも部分がキレイにテカって発色しているのがわかりますでしょうか。
「当たらなければどうということはない」
逆につや消しスプレーをすると、テカリが抑えられてマットな質感に仕上がります。
つや消しスプレーをふくことで、このRGシャアザクのように、アニメっぽさがなくなりメカニカルな兵器感が強まりますね。
ただし、有機溶剤が含まれているので、塗装中、乾燥中ともに十分に換気できる場所でスプレーしましょう。
コレがあれば大人の趣味
- アクションベーススタンド
- 一眼レフカメラ
- 撮影ボックス
アクションベーススタンド
宇宙空間での戦闘用兵器であるモビルスーツをかっこよくするには、重力にとらわれたポーズだけではちと物足りない。
「見えるぞ、私にも敵が見える」
ガンダムワールドの世界は宇宙空間が一番。やっぱり宇宙空間を遊泳しているポーズを決めさせたい!
そんなガンプラーの夢を叶えてくれるのが、アクションベーススタンドです。 撮影の邪魔にならないクリアバージョンもあります。
一眼レフカメラ
最後はやっぱりカッコいい写真を撮りたい。
「あのパイロットめ、不慣れらしい…気の毒だが、いただく!」
スマホじゃダメなのか?って。たしかに最近のスマホでも、いい写真は撮れる。でも背景のきれいなぼかしや、ピンポイントで焦点をあわせて周囲をぼかしたい、ときは一眼レフ使うとやりやすい。
モビルスーツの影をコントロールできれば 雰囲気のある仕上がりに。
撮影ボックス
撮影ボックスがあるとガンプラに均一に光があたるので、キレイに被写体をみせることが可能。
「見つけた。今行くよ、ミオリネさん!」
わたしはダイソーの撮影ボックスを使っています。HGサイズまでなら、なんとか全身撮影が可能な大きさ。
MG以上で使うならより大きめの撮影ボックスが必要です。
はじめる前にコレだけは確認
- 自分の時間と場所
- 完成品を飾って保管する場所
自分の時間と場所
さぁ、プラモデル作ろう!と意気込んではみたものの、さてどこで作ろうか?ってのは良くある話。
組み立て中は、結構散らかるし、カスゴミも出る。作業のスペース確保と、組み立て中のガンプラを守って保管しておくスペースが必要。このへんは奥さまと良く話し合いをして折り合いをつけておきましょう。
またつや消し、光沢などのトップコートをスプレーする際は、人がいない、十分に換気が出来る場所を確保しましょう。
完成品を飾って保管する場所
これ大事。ガンプラを作って楽しむ時間よりも、完成後に保管しておく時間のほうが圧倒的に長い。
ホコリが気になるならアクリルケースも必要になるだろうし、小さい子供がいるなら破壊されることからも守らないといけない。
ガンプラHGシリーズの完成品の高さが14cmぐらい、MGシリーズで20cmぐらい、PGで30cmくらいになる。
家の中で、永久的な自分の領域をまずは確保したうえでガンプラ作りに励みましょう。
いくつになってもガンプラはやめられない
小学生の頃にファーストガンダム プラモデルの大流行真っ只中にいたわたし。
そこから熱したり冷めたりしながらも、ガンプラは作り続けてきた。
大人になってからは、ちょうとMGシリーズが発売されたあたりから、またガンプラにハマりだした。
最近のガンプラの進化はすごい。
パチパチはめていくだけで組み上がる。しかもポージングが自由自在。昔の突っ立ってるだけのガンダムじゃない。
これから先ガンプラがどのように進化していくのか。
好奇心いっぱいの永遠の子供。
ガンプラはれっきとした大人のホビーだ。