WordPressのテーマを心機一転変更しました。
テーマを変更したら、最初にいろんな設定をしますよね。
いろいろ設定した結果、SEO検索流入が90%激減してしまったお話です。
404エラーとインデックス未登録が急増
毎朝 確認しているAmazonアソシエイト。
毎日売上がたつほどではないけどクリックだけはそれなりに毎日ある。
ところが・・・

4月17日頃をさかいにクリック激減。
最初の2,3日は、まぁこんな日もあるかとおもっていた。だけどさすがに1週間近くクリックがゼロか数クリックしかないのはおかしい。
ね、姉さん事件です!
GoogleAnalyticsを確認
GoogleAnalyticsのリアルタイムをしばらくみていると、「ページが見つかりませんでした」へのアクセスが・・・

と思いAmazonアソシエイトのクリック数が激減した4月17日あたりからのアクスをGoogleAnalyticsで調べてみると・・・

「ページが見つかりませんでした」へのページアクセス数が、やばいくらいダントツで多い。
この時点で あたまの中は ?????。
GoogleSearchConsoleで状況を確認
つぎにGoogleSearchConsoleを調べてみる。

こちらも4月17日頃をさかいにクリックが急落。
GoogleSearchConsole内の「ページのインデックス登録」をみると、
- 見つかりませんでした(404)
- 検出 インデックス未登録
がある日をさかいに急増している。

なんなんだ???
見つかりませんでした(404)
このページのリクエスト時に 404 エラーが返されました。Google は明示的なリクエストやサイトマップなしで、この URL を検出しました。Google は、別のページからのリンクとして、この URL を検出した可能性があります。または、ページは以前存在していたものの、削除された可能性があります。このような URL に対して、Googlebot は以後しばらくの間アクセスを試みます。クロールの頻度は次第に低下しますが、検出済みの URL を Googlebot から完全に削除する方法はありません。ページが置き換えられることなく削除されている場合、404 レスポンスは必ずしも問題ではありません。ページを移動した場合は 301 リダイレクトを使用して新しいアドレスに転送してください。404 エラーの修正についてご確認ください。 https://support.google.com/webmasters/answer/7440203
検出 – インデックス未登録
ページは Google により検出されましたが、まだクロールされていません。これは通常、Google が URL をクロールしようとしたものの、サイトへの過負荷が予想されたため、クロールの再スケジュールが必要となった場合です。そのため、レポート上で最終クロール日が空欄になっています。 https://support.google.com/webmasters/answer/7440203
原因はWordpressパーマリンク設定を変えてしまったこと
アクセスが激減している日付やインデックス未登録のグラフがクイッと上昇している日付が、Wordpressのテーマを変更したあたりだと気づく。

GoogleSearchConsoleの「見つかりませんでした(404)」に表示されているURL一覧。このURL形式が、テーマを変更した今のURL形式と違う。
どうやらWordPressのテンプレートを変更と一緒に「パーマリンク」の設定も変更してしまったみたいだ。
テーマ変更に伴う設定変更を色々としてたので、あまり覚えてないけど・・・。

つまり
- Googleが認識しているURLが古いURL形式
- 検索結果リンク先で404エラーになる
- SEO検索順位が下がる
- 検索からのアクセスが90%激減!
となったのではないか?
オーマイガッ!
パーマリンク設定を変更したらおこなうこと
リンクURLが変わってしまったら行うべきは
- 新しいURLへのリダイレクト設定
- 新しいURLのGoogleインデックス登録のリクエスト
だ。
WordPressのパーマリンクの設定を古い設定に戻す選択肢もある。
ただ
- 過去の「パーマリンク」設定がカスタム構造を使っている
- 気まぐれでオリジナルURL名をつけている記事もある
と色々なURL形式が混在していた。
いい機会なのでWordpressで用意されているURL形式を選択することにする。
新しいURLへのリダイレクト設定
まずは、古いURLへのアクセスを新しいURLへ転送させます。
今回は、Redirection というWordpressプラグインをつかいました。
Redirection の特徴は
- 古いURLを新しいURLへ301リダイレクトさせる
- 404ログをリアルタイムで確認できる
- 404ログから転送設定ができる
この Redirection の使い方は別途まとめます。
新しいURLをGoogleにインデックス登録をリクエストする
新しいURL形式をGoogle先生に認識してもらうために、GoogleSearchConsoleからページのインデックス登録をリクエストしていきましょう。
インデックス登録されているか確認
ページがGoogleのインデックスに登録されているか確認します。
インデックス登録がされていないページを、片っ端から登録リクエストしていきます。
インデックス登録確認の方法
GoogleSearchConsole内の「すべてのURLを検査」とあるフォームにURLを入力してエンターキー。

「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば、インデックス登録済みです。
安心してください。あなたのページは検索でヒットしますよ。
インデックス登録のリクエスト
「URLがGoogleに登録されていません」と出たらインデックス登録をおこないます。

- インデックス登録をリクエスト
をクリック。

ページがインデックス登録が可能かのテストが実行されて

テスト結果がOKであれば、インデックス登録のリクエスト完了です。
インデックス登録がされたのではない、ので注意。
リクエスト登録が完了したことで、Googleクローラーが優先的にインデックス登録リクエストからクロールしてくれます。

連続してインデックス登録リクエストをおこなうと、1日の割当量を超えていると注意がでてインデックス登録リクエストができなくなります。
そのときは、時間をあけて試してみて。
どのページからインデックス登録リクエストをするか
Googleのインデックス登録ですが、時間がたてば新規URLへのクロールもおこなわれると思うので放置でもいいのかもしれない。
でもブログ全体へのアクセスの1位が「このページは見つかりませんでした」はさすがにマズイ。
ドメイン自体の力、評価も落とされるかもしれない。
そこで優先的にインデックスをしてくれるようGoogleSearchConsoleからインデックス登録をする。
1ページづつ手動でリクエストする必要があるので、こちらも優先度をきめねばならぬ。
なので
- アクセスの多いページ
- 検索クエリの多いページ
を優先してインデックス登録リクエストをすすめます。
アクセスの多いページの調べ方
ブログ記事のアクセスの多いページの調べかたは、
- GoogleAnalytics
を使うのが一番です。
GoogleAnalyticsの導入がまだなら、さっさと導入しちゃいましょう。
GA4 というあたらしいバージョンへの移行がすすんでいるGoogleAnalytics。
アクセス数を調べるには
- 「エンゲージメント」 から 「ページとスクリーン」
で確認できます。
直近3ヶ月のアクセス数の多いページから、インデックス登録の有無を確認していきます。
検索クエリの多いページの調べ方
検索クエリの多いページを調べるには、
- GoogleSearchConsole
を使います。
GoogleSearchConsoleから、「検索パフォーマンス」から「検索結果」をみます。
「クエリ」で、実際に検索されているキーワードが表示されます。
流れ
- GoogleSearchConsoleに表示されたクエリでGoogle検索する
- Google検索結果ページに表示されたURLをGoogleSearchConsoleでインデックス登録有無を確認する
- インデックス未登録ならインデックス登録をリクエストする
という流れ。
WordPressの投稿記事URL一覧を取得する方法
最後に残ったブログURLのすべてのインデックス登録有無を確認していく。

WordPressで投稿記事URLの一覧を取得できるプラグインはいくつかあります。
今回は
- Export All URLs
をインストールしてURL一覧を取得。
- ブログタイトル
- URL
- カテゴリ
の値をCSVファイルでダウンロードできます。
カテゴリも載ってるので、人気のカテゴリ記事から優先してインデックス登録リクエストをすすめることも可能です。
WordPressのパーマリンク構造をカスタム構造にしているなら注意

今回の原因は、
- WordPressのテーマを変更した
- パーマリンク構造がカスタム構造だった
ことによります。
テーマ変更時にパーマリンク構造のカスタム構造まで引き継がれなかったのか、自分で変えてしまったのか どちらかで今回の騒動がおこってしまった。
このパーマリンク構造は、設定変更した後の記事から適応されると思ってた。んな訳ないか
パーマリンク構造を変更すると、過去記事のURLもすべて変更されます。
せっかく検索からクリックしても
404ページが見つかりませんでした
ってなってしまうよ。
現況報告
5月20日時点
WordPressプラグインのRedirectionで確認できる404エラーはほぼなくなってきた。
うまいこと古いURLから新しいURLへリダイレクトできている模様。

Amazonアフィリエイトのクリック数も少ないけれど徐々に戻りつつあります。

ただGoogleSearchConsole検索パフォーマンスは、まだ戻ってきてません。

新しいURLのインデックス登録がまだ少ないのでしょうね。
引き続き、インデックス登録をポチポチすすめていきます。