教養。
ここ最近よく目にする言葉です。単にわたしが「教養」を身につけたいがために、無意識でこの言葉を探しているせいかもしれないけど。
そんな時、ふと目にした人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)をポチって読んでみた。人生のワクワクが増える1冊です。
本物の教養とは何か、がわかる本
本書の著者は、ライフネット生命の代表取締役会長兼CEOの出口治明さん。ライフネット生命については、インターネットで完結できる生命保険会社という知識しかありませんでした。その創業者が出口さんです。
出口さんは、教養を
人生におけるワクワクすること、面白いことや、楽しいことを増やすためのツール
と定義しています。
教養の本質は、「自分の頭で考える」こと。自分の頭で考えることで、それまで身につけた知識が深掘りされ視野が広がるといいます。
さらに最近は、自分の頭で考えぬくことが減った、ともいいます。安直に「答え」をほしがる傾向にあると。
確かに今の世の中、わからない事はインターネットで検索することで、大概の答えが見つかります。わたしも「?」な事は、まっさきにグーグルで検索してしまいます。そのほうが自分で考えるより、圧倒的に「楽」だから。
ただ大事なのは、その「答え」を見て「本当にその通りだ」と腑に落ちるまで自分の頭で考える事。そして腑に落ちることが、行動力の源になると言われています。
みなさんはどうですか?腑に落ちるまで、自分の頭で考えていますか?
教養を身につけるのは、今からでも遅くない
日本の大学進学率は50%を超えます。ただし外国のトップリーダーと向かい合うと、まったく歯がたたないと出口さんは言います。
それは、なぜか?
日本のトップリーダーは、圧倒的に教養が不足しており勉強不足。「この人は面白そうだ」と思われる「人間力」に満ちた人材がいないそうです。
仕事の商談の場面でも少し話をすすめただけで、「あ、この人デキる」と思う瞬間ないですか。それは、言葉の端々からにじみ出る頭の良さ、身についた教養からきているのでしょう。自分の頭で考えて発する言葉だからこそ、説得力も増します。その場しのぎの言動は薄っぺらいものです。
本書では、具体的にどうやって自分の頭で考えればよいのか、そのためにはどうしたらよいのか、そしていかに教養を身につけるのか、を出口さんご自身の体験談と共にわかりやすく書かれています。
出口さんは、自分の教養の源は、本 50%、人 25% 旅 25% から得たと言っています。大学生時代は1日14〜15時間ほど読書していたんだとか。
教養を身につけたい、そのために何から始めればいいの?っていう人に文句なしでオススメの1冊です。
今からでも遅くない。
人生のワクワク、増やしましょう!
ココが良い
- 教養ってなに?って方
- 何から始めたらいいか悩んでいる方