2023年に予約していたHGスコープドッグがとどきました!
50代おじさんには懐かしい装甲騎兵ボトムズですよ。ボトムズ。
さっそく作りましょ。
HG スコープドッグ レビュー
待ちに待ったHGスコープドッグ。
アニメ「装甲騎兵ボトムズ」に登場したロボット兵器AT(アーマードトルーパー)の一種。
それまでの主人公に1機割り当てられていた主役機というものはなく、主人公キリコ・キュービィはこわれたATを捨ててあたらしい機体に乗り込む。
単なる兵器としたの描かれ方が衝撃的だった。
「ガンダム」「ダグラム」と続いた大河原邦男のリアルロボットデザインの完成形。
さっそく作っていきましょ!
パッケージ & ランナー
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240218_023630071-1024x769.jpg)
そうですよね。やっぱりスコープドッグは戦火の中じゃないとね。ローラーダッシュ中でしょうか、足元から火花が散ってますね。そして後方には破壊されたスコープドッグも。
くぁーーー。これぞボトムズの世界だねぇ。
定価 | 2,750円(税込み) |
作品 | 装甲騎兵ボトムズ |
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240218_023903616-1-1024x684.jpg)
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240218_024024284-1024x677.jpg)
パーツは驚くほど少ないです。
本キットではコクピット内部の再現がないのもあるでしょうが、それにしても少ない。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240218_030017637-1024x769.jpg)
通常であれば裏面のモールを再現するのに別パーツのところ、HGスコープドッグでは肉厚一体成型で表現。
パーツの少なさに一役かっています。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240218_024047354-1024x241.jpg)
組み立て
HGスコープドッグの組み立てはガンプラに比べると超かんたん。
とくにガンダム系でHGスケールになると、顔、ボディなど小さくてほっそりする。その点HGスコープドッグはジオン系モビルスーツの感覚。
顔、ボディ、手足ともに大きくて組みやすい。完成品はけっして大きくないけどね。
パーツ数が少ない
全体的にパーツ数が少ないのも組み立てやすさの理由のひとつ。
頭、ボディとも構成パーツ数が少ないので、アッという間に組み上がります。
HGスコープドッグではコクピット内部構造は省略
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/PXL_20240218_024827668-1024x1024.jpg)
そして残念なのが、HGスコープドッグは、コクピットは再現されていない。
レンズバイザー裏もご覧の通り。のっぺらぼう。上体部分も箱を組み上げている感じで戦車モデルを組み立てているよう。
残念と思っていたら、どうやら拡張キットでコクピットフレームが再現できるようです。
うう、最初からそれで出してくれよ バンダイさん。
HG スコープドッグ 全体
ぶつぶつと言いながらも完成したHGスコープドッグは、素晴らしい出来。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_0341103122-1024x1024.jpg)
装甲騎兵ボトムズに登場したAT(アーマードトルーパー)と呼ばれる二足歩行兵器。
それまでのロボットアニメのカッコいい要素を別次元で体現したデザインは素晴らしい。2023年で放映40周年をむかえたのに全く古さを感じさせないデザインです。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_0342276072-1024x1024.jpg)
これまでのガンダム、ダグラムと違って主人公機などではなく、あくまで兵器としてのロボット、として描かれたATスコープドッグ。
装飾的なデザインがいっさいなく、無骨なデザインと機能の無駄のなさが兵器としてのリアリティを高めています。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_0342478412-1024x1024.jpg)
完成品の全高は約13cm。
色分け済みパーツなので塗装不要です。しかしHGスコープドッグに限っては、塗装したい。いや汚したい。
![HGスコープドッグ](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/DSC_0449-1024x1024.jpg)
スコープドッグの特徴的なレンズ。劇中同様、レンズ回転と左右へスライドします。
レンズの緑、赤色は硬めのプラスティックシールで再現。
![HGスコープドッグ](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/PXL_20240229_041601213-1024x1024.jpg)
前述したように本キットでのコクピット再現はなし。
ハッチパネルはありますが開閉はしません。またスコープバイザーの上下動もないです。
![HGスコープドッグ](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/PXL_20240229_041555369-1024x1024.jpg)
肩アーマーのリベットやボディハッチや取手ハンドル周囲のパネルラインなども細かく入っています。
![HGスコープドッグ](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/PXL_20240229_041718851-1024x1024.jpg)
ランドセルパック装着用のラック。
宇宙用バーニアなど今後の拡張キットの展開に期待。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_0608260352-1024x1024.jpg)
武器
![HGスコープドッグ](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/PXL_20240229_0412375012-1024x1024.jpg)
HGスコープドッグに付属のヘビィマシンガン。
マシンガン用の手首はなく、通常のグリップ状態の手首に差し込んでホールド。
![HGスコープドッグ](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/PXL_20240229_0414352232-1009x1024.jpg)
![HGスコープドッグ](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/PXL_20240229_041528853-1024x1024.jpg)
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_054549640-1024x1024.jpg)
銃身先の溝、マシンガンバレルや弾倉など、しっかりと作り込まれています。
左手首を差し替えることで、ヘビィマシンガンの両手持ちが可能になります。
可動域
![HGスコープドッグ](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/DSC_04532024-02-23-1024x1024.jpeg)
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_055419901-1024x1024.jpg)
遮るものがないので上体は360度回転可能。
上部コクピットブロック部分は前方にカパカパ動きます。後ろへ上体をそらすような動きはできません。
![HGスコープドッグ](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/DSC_0455-1024x1024.jpg)
肩ジョイント部分がグイッと前方へせり出すように動きます。このジョイントの動きのおかげで比較的短い腕のスコープドッグでもマシンガン両手持ちが可能になってます。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240229_033000304-1024x811.jpg)
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240229_033026569-1024x1024.jpg)
脚部は膝部分を中心とした前後への稼働がメイン。独特の降着姿勢を再現するために、通常ロボットでは見られない、膝部分から前方向へ大きく動くのが特徴的。
足を左右に開く動作は太ももジョイント部ではなく、差し込まれた太ももパーツをひねることで実現。
アームパンチ
![HGスコープドッグ](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/PXL_20240229_032644612-1-1024x1024.jpg)
近接格闘兵器でもATの攻撃武器のひとつアームパンチも再現。内部シリンダー機構も再現されているので塗装してやりたい。
ローラーダッシュ
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240229_033218419-1024x1024.jpg)
足裏にはローラーダッシュ用のグライディンホイールも。回転はしません。見えている部分のみ再現されています。
降着機構
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/DSC_04662024-02-23-1024x1024.jpeg)
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/DSC_04642024-02-23-1024x1024.jpeg)
スコープドッグの特徴のひとつ降着機構もバッチリ再現。
設定では約4m足らずのAT。パイロットが乗り降りするさいには、このように脚部をおりまげて搭乗を手助けする。
また右脚部膝と腰アーマーにも乗降用や整備兵用の足掛けステップも。
HGスコープドッグ in Action
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/DSC_047522024-02-23-1024x1024.jpeg)
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/DSC_04852024-02-23-1024x1024.jpeg)
右前方 敵影4!
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/DSC_049622024-02-23-1024x1024.jpeg)
ローラーダッシュ!
上体の前後の可動域は大きくないものの、上体ひねりと脚の可動域が大きいのでポージングが決まります。
レンズの位置で表現ができるのもよいです。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/DSC_04712024-02-23-1024x1024.jpeg)
HGスコープドッグは、スケール的にタミヤ 1/35 と相性が良さそう。タミヤ キングタイガー アルデンヌ仕様に付属していた伝令兵とともに。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/dfd20366e625e4eb20de523a781fcb95.jpg)
戦場のスコープドッグを狙ったけどブレすぎたw。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_060744137-1024x1024.jpg)
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_0333564523-1024x1024.jpg)
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/02/PXL_20240229_0348031672-769x1024.jpg)
下からのアングルもかっこいい。全長4m足らずの設定なので、リアリティ感が半端ねえっすね。
HGスコープドッグ かんたん塗装フィニッシュ
頭部スコープを塗装して金属感をだす
HGスコープドッグは良い出来なのですが、気になる点も。
そのひとつが頭部スコープバイザーとレンズまわり。素組みだと、どうしてもプラスティック感が出てしまいます。
そこで頭部スコープバイザーとスコープを、塗料でかんたんに筆塗りしました。
上の写真が未塗装で下の写真がバイザーまわり塗装済み。比較してみてください。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_060744137-1024x1024.jpg)
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_104517505-1024x1024.jpg)
使用した塗料は
- レンズ部分 タミヤ アクリル XF-16 フラットアルミ
- バイザー部分 タミヤ アクリル XF−24 ダークグレイ
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_104323720-1024x1024.jpg)
つや消しスプレーと少し汚しも加えて・・・と。
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240303_002020374-1024x1024.jpg)
どうでしょうか。
これだけで、HGスコープドッグに、ぐっと金属の重厚感が出ましたね。
お試しあれ。
HGスコープドッグ まとめ
![](https://uchilog.com/wp-content/uploads/2024/03/PXL_20240301_0725529772-1024x1024.jpg)
組み立てかんたん良キット。プラモ初心者におすすめ
集中すれば2時間足らずで組み上がります。
迷うような部分もなかったので、プラモデル初心者でもサクサク組み立てられるでしょう。
付属品もヘビィマシンガンと付け替えよう手首1個なので本体さえできれば終わり。
出来上がりも13cm足らずでガンダムほど色的に主張してこないので、本棚脇にそっと飾っておくのもかっこいい。
ウエザリング塗装で仕上げ
HGスコープドッグはやっぱり汚したい!
ガンプラであれば、ほぼ組み立て簡単にスミ入れしておわり、なんだけどね。
さてどうするか。
まずはレンズバイザーがプラスティッキーなので、ジャーマングレーあたりで塗装して鋼鉄感を出したい。
レンズ部分もメタリック感を出したい。
そのあと全体的ウォッシングして、金属ドライブラシして、4号戦車を仕上げたように全体にサンド汚れをほどこしたい。
HGスコープドッグは、作るから次のステップへ進みたいプラモデルビギナーにもオススメのプラモデルです。
HGスコープドッグ
定価 | 2,750円(税込み) |
作品 | 装甲騎兵ボトムズ |